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そもそもKorn Ferry Tourとは?

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Korn Ferry Tourとは

Korn Ferry Tour(コーンフェリーツアー)とは、PGAツアーが運営する同ツアーの下部ツアーであり、PGAツアーの舞台で活躍するための登竜門となります。1990年にPGAツアーは同ツアーの出場資格を得ない若手選手や賞金ランキング下位の選手らの育成を目的として下部ツアーを設立しました。下部ツアーにはシーズンを通して冠協賛スポンサーがついており、その冠協賛スポンサーの名称がツアー名となります。現在は2019年よりKorn Ferryが10年のスポンサー契約を交わしたため、2029年までKorn Ferry Tourと称されています。日本ツアーにも同様にABEMAツアーという下部ツアーがあります。

PGAツアーとKorn Ferry Tour の関係

2012年まではQualifying School (通称QSchool)と呼ばれるツアープロ認定試験の上位25位タイの選手に、PGAツアーの出場権が与えられました。しかし2013年からはQSchoolの成績上位者に与えられる出場権はPGAツアーではなく、下部ツアー(2013年当時はWeb.com Tour)の出場権に変更されました。当時この変更に多くの関係者が反対をしましたが、未だにそのシステムは変わっていません。そのため僕を含めPGAツアーを目指す選手は、基本的には下部ツアーを最低でも 1シーズン戦ってからでなければ、PGAツアーのシード権を獲得できなくなりました。ただし、10年ぶりにこの条件に変更が加わったため、下記でその詳細を紹介します。

2023年よりPGAツアー出場権獲得条件が変更

2023年よりKorn Ferry Tourでは、従来シーズン終了時のポイントランキング上位25名までに与えられていたPGAツアー出場権が30名に変更され、PGAツアーへの昇格枠が増えました。また、DPワールドツアー(旧欧州ツアー)の10位内の選手、QSchoolの5位以内の選手にもPGAツアー出場権が与えられると発表されたばかりです。QSchoolよりPGAツアーに直接昇格できるようになるのは10 年ぶりです。更に2023年にKorn Ferry Tourのポイントランキング1位の選手は、引き続き翌シーズンのPlayers Championshipおよび全米Openの出場権が与えられます。

2023年のKorn Ferry Tourは1月から始まり10月に終わります。年間の試合数は26と変わりませんが、シーズンを10月まで延長することによってタイトなスケジュールを少しでも緩和し、選手の休息や家族との時間を持てるよう変更が加えられました。

Korn Ferry Tour QSchool仕組み

QSchoolには4つのStageがあります。各Stageでは4ラウンドのストロークプレーを戦う必要があります。

  1. Pre Qualifying
  2. First Stage
  3. Second Stage
  4. Final Stage

各ステージには、参加者のステータスによって免除資格が設定されています。今回僕は日本ツアーメンバーの資格により、Pre Qualiyginを免除されFirst Stageからの参加となります。また、昨年石川遼選手は、日本ツアーの賞金ランキング順位を条件にFirst Stageを免除され、Second Stageから参加されていました。その他にも各ステージには細かく免除条件が設定されているため、必ずしも全ての選手が4ステージ戦うわけではありません。

2022年現在、Final Stageまで進んだ全ての選手には最低でもKorn Ferry Tourの条件付き出場権が与えられています。Final Stageの成績が上位になればなるほど翌年シーズンの条件付き出場権の枠が広がり、より多くの試合に出場できるようになります。

Korn Ferry Tourの賞金総額

Korn Ferry Tourは下部ツアーでありながら将来的にPGAツアーで活躍する人材を育成するための舞台でもあるため、1試合あたりの賞金総額は60万ドル(約6600万円)、優勝賞金額は10万8000ドル(約1200万円)とかなり高額です。日本の下部ツアーであるAbemaツアーの1試合あたりの賞金総額は1500万円、優勝賞金額は270万円であることから、Korn Ferry Tourの賞金額が高額であるとわかります。

また2023年からはより多くの才能ある選手を獲得するため、賞金総額の増額が発表されました。優勝賞金は最低でも18万ドル(約2000万円)に増額される予定です。この発表により、より多くの才能のある選手が集まることが予想され、どんどん魅力的なツアーになるのではないかと思っています。

Korn Ferry Tour卒業生の実績

Korn Ferry Tour自体は皆さんあまり馴染みがないかと思います。しかし現在PGAツアーで活躍している4人に3人の選手がKorn Ferry Tourの卒業生です。Korn Ferry Tourの卒業生として記憶に新しい選手といえば、Will Zalatoris選手が挙げられると思います。Zalatoris選手は、2020年9月にKorn Ferry Tourのポイントランク上位成績で出場した全米オープンで6位に入り、PGA Temporary membershipを獲得しました。2021年にはPGA Tour Rookie of the yearを受賞しています。そして翌年のプレーオフ初戦、FedEx St. Jude Championshipでツアー初優勝を飾っています。

他にもRookie Yearに活躍しPGAツアーの賞金ランキングTop20に入った選手を紹介します。(残念ながらTop10に入った選手はいませんでした。)

  • David Duval :翌年賞金ランキング11位(1994年の卒業生)
  • Mark Hensby :翌年賞金ランキング15位(2003年の卒業生)
  • Zach Johnson :翌年賞金ランキング19位(2003年の卒業生)
  • Brandt Snedeker :翌年賞金ランキング17位(2006年の卒業生)
  • Keegan Bradley :翌年賞金ランキング13位(2010年の卒業生)
  • Brendon Todd :翌年賞金ランキング18位(2013年の卒業生)

現在小平智選手もKorn Ferry Tourで活躍されています。僕も早く世界の選手と戦えるよう、まずはQSchool精一杯挑戦してこようと思います!

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